
皆さまこんにちはこんばんは。ケモミミ本舗 たぬぬです。
少しずつ秋めいてきましたがいかがお過ごしでしょうか。
(と言いつつ、また次の連休あたりは暑くなるらしいですが)
久しぶりの公衆衛生回です。
今日気になる記事を見かけました。↓
飼いネコがぐったりとした状態で尿漏れの症状「SFTS=重症熱性血小板減少症候群」に感染…マダニが媒介するSFTS ネコが感染すると6割が死ぬ可能性 注意点は?(BSS山陰放送)
鳥取市で飼い猫が SFTS に感染して死亡したという記事です。
SFTS は一般的にマダニに噛まれたところからウイルス感染して発症するとされています。
不顕性感染もありますが、発症した場合、猫で6割、犬で4割、人で3割弱程度死亡すると言われています。
以前 SFTS に感染した猫を診察した獣医さんが SFTS に感染してしまったという事例では、獣医さんはマスクも手袋もしていたのに感染したということなので、感染個体からの血液や体液による接触感染、飛沫感染には相当気をつけなければならないということなのでしょう。
(この獣医さんの場合だと、さらにアイガードやガウン(両方とも使い捨てが望ましい)が必要だった、ということになると思います)
ここ5年くらい、毎年人でも100人以上の方が感染しているとのことなので、軽視できなくなりつつあります。
マダニは山や森だけでなく、住宅街の近くなど思わぬところに生息していたりします。
近年鹿や猪などの野生動物が餌の減少により人里に降りてくることも増えており、余計にマダニの生息域が増えていっています。(例えば散歩道にしている河原や田んぼ道など)
最近だとアライグマもマダニの生息域拡大に寄与しているとのことで、害獣として駆除対象になっていますね。
(私は獣医師なので、かわいそうとは思いますが、そこはキッパリと人命と人的資産を優先する考え方をしています)
今は西日本中心ですが、だんだん発生地域は東にも伸びていっているので、油断は禁物です。
症状も絶対ではないので、参考程度ではありますが、一般的には発熱や倦怠感、吐き気、下痢腹痛などが挙げられており、マダニがいそうな場所に行った後でこういった症状が出たらすぐに医療機関にかかるようにした方がいいと思います。
(もちろん犬猫も)
ペットからの感染はホント厄介だと思います。
ただ、「発症していないペットからの感染は報告されていない」ようですので、ペットの健康状態を常にチェックして自分に及ばないよう注意するしかなさそうですね。
SFTS がまだ一般的でなかった頃に比べて、今はいろいろなところで情報を見ることができますので、気になる方は調べてみることをお勧めします。
(下の資料は厚労省のパンフレットです)


このパンフレットを見て思い出したのですが、山に入る時の服装で、足首の周りにガムテを粘着側を外向きにしてぐるぐる巻きつける、なんて方法を紹介している人もいました。
草つゆでべしょべしょにならない限りは有効そうな方法なので、参考にしてみてください。
過去にもダニ関連の話はいろいろ書いていますので、気になった方はぜひ読んでみてください。↓

















