人と牛の身体の構造の違い

皆さまこんにちはこんばんは。ケモミミ本舗です。

今日は人と牛の身体の構造の違いについてです。

牛と言えばまず浮かぶのが牛乳ですが、大きな乳房には乳頭が4つ付いて
います。
人は2つですが、動物の中では乳頭がたくさんあるのが多いので、人の
方が特殊な気もしますね。
牛は通常1頭ずつしか子どもを産まないので乳頭が4つあるのはなんだか
不思議ですが、4つあるおかげで効率よく搾乳することができます。

また、牛は偶蹄類とも呼ばれるように、足1本につき蹄が2つずつ付いて
います。
この蹄は人で言えば中指と薬指が残ったもので、人差し指と小指に当たる
部分は副蹄として足の裏側にちょこんと並んで付いています。
(退化している個体もあります)
牛の足1本あたり女性3人分くらいの体重がかかっているので、それをしっかり
支えるためにこの指が残ってきたと考えると面白いですね。
人だと人差し指がよく使われるので人が牛のように進化?したら人差し指が
残ったりして…

内臓の構造も違います。
一番大きく違うのは牛には胃が4つあることです。
それぞれ役割がありますが、第1胃が最も大きく、大人ひとりくらい簡単に
入れてしまいます。
(こちらもどうぞ:でっかい牛、ひとりで解体できる?(お腹の中編)

牛の第1胃はたくさんの微生物が共生しており、草の消化を助けています。
ビタミンBやビタミンKも微量ですが生産されるんですよ。微生物すごい
ですね。
(おかげでものすごい熱量が発生するのでそれはそれで大変そうなんです
けどね…特に夏場…)
この微生物の働きで草を余すことなく活用できるので、あの巨体が維持
できるんですね。

牛はこの第1胃があるから一般的には寒さに強いと言われていますが、
実際はそうでもないような…
まぁ裸で雪が降ってる中でもいられるのは相当すごいとは思いますけど
ね…

もっとたくさんあるんですが、今日はこれくらいで。
機会があったら続編書きますね。

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