皆さまこんにちはこんばんは。ケモミミ本舗です。
赤ちゃんは、人も動物も、お腹の中にいる時は肺で呼吸していませんよね。
ご存じのとおりお母さんの胎盤から栄養と血液をもらっているので、呼吸
というものを必要としないためです。
お腹にいる時の赤ちゃんの肺は、「無気肺」といって、空気の全く入って
いない、みっちり詰まった構造をしています。
生まれた後に無気肺になるのは病的なものしかないので、生理的に正常な
無気肺はお腹の中にいる時だけです。
動物は生まれた時に人間の赤ちゃんのように「おぎゃあ」とは言いませんが、
大きな呼吸をすることで初めて肺に空気を送りこみ、血液を循環させて、
肺で呼吸できるようになるんです。
この時に初めてふわふわの皆さんのよく知っている肺になります。
これによって臍帯からの血液が不要になります。
あたりまえのような光景ですが、体内ではかなりダイナミックな変化が起きて
いるんですね。
肺は生まれた時から死ぬ時までずうっと働き続けます。
(なのにとても繊細な臓器でもあります。)
他の臓器だってなんだってそうなんですけど、文句も言わずに働き続けてくれる
肺には感謝しかありませんね。