牛の直腸検査の痛い話

皆さまこんにちはこんばんは。ケモミミ本舗です。

直腸検査って、何をやってるかご存知ですか?

直腸検査(私たちは縮めて「直検」と言います)は主に牛の赤ちゃんができているか確認するために獣医さんが行います。
赤ちゃんがお腹の中にいると、人では超音波でお腹の上からじっくり見ますけど、たくさん飼われている牛では獣医さんが次々に牛のおちりに手を入れて確認していきます。

ひと昔前までは、獣医さんの腕一本で検査してたんですけど、今は牛でも超音波検査が主流になってきてます。早さと正確さではやはりこっちですね。

直検、獣医さんがやってると簡単そうに見えますけど、これが案外難しいんです。

なんで分かるのか…それはまぁあたりまえですけど検査方法を勉強して訓練してたからなんです。
(どんな検査方法があるのかはまた後日。)

そんな獣医さんも初めての直検の時はすっごくヘタです。
手を入れてもほぼ何も分からない。
たいていの獣医さんは大学で初めて牛を触るので、当然直検なんかしたこともありません。
なので…

『あったか〜い。(いや、あたりまえやん)』

これがだいたい最初の感想です。そして次に…

『アイタタタタ…!』

肛門括約筋の洗礼を受けます。

まぁ、牛さんにとっては想定外のところに異物がグイグイ入ってくるので気持ち悪いし早く出したくなりますよね…
この括約筋の働きとともに腸のぜん動運動(波打つように腸が動いて内容物を後ろに運んでいく動き)も腕いっぱいに感じます。
ちゃんと下準備(内容物=う〇このかき出し)をしておかないとう○このシャワーも受けることに…

スッと入れてスッと終われるのはこんなところからの練習の積み重ねの結果なんですね。
早く終われるということは牛さんの負担も少ないということなんです。
大切ですね。

エラそうに書いてますが、私は実は直検はさっぱりなので、スイスイできる方は本当に尊敬します…

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