アニマルウェルフェアと畜産の話

皆さまこんにちはこんばんは。ケモミミ本舗です。

アニマルウェルフェアという言葉を聞いたことがありますか?
動物福祉、といった方が分かりやすいかもしれませんね。

基本的に5つの自由を謳っています。
飢えや渇きからの自由、恐怖からの自由、不快からの自由、苦痛や病気からの自由、動物特有の行動をする自由、です。

参考:農水省HP アニマルウェルフェアについて
(このページに畜種ごとの飼養衛生管理指針が載っています)

畜産ってこれら動物福祉的なものと1番遠いようなイメージありません?
狭い、汚い、臭い、動けない、かわいそう、…等々

上記のことを極論で煽るような人(グループ)もありますが、いわゆるそういったイメージの中の畜産は「昔のもの」になりつつあります。
(無くなったとは言いません)

飼養衛生管理基準、という家畜を飼育する上での指針のようなものがありまして、これは家畜伝染病予防法という、大きな法律の中で定められています。
家伝法の中にあるので、伝染病予防の観点から「遵守しなければならない、もしくは遵守努力をしなければならない」ものについての基準が書かれています。
農家さんはこれに違反しないように家畜を飼育しています。

家伝法の中に出始めてから十数年が経って、今では鶏で9割以上、豚で8割以上、牛でも7割以上の農場がこの基準内に収まるように改善されてきました。
これをクリアしないといろいろ大変なので農家さんも必死です。

飼養衛生管理基準が浸透するのに伴って、アニマルウェルフェアの思想も広がりました。
今ではアニマルウェルフェアを踏まえての飼養衛生管理をしようという状況になっています。

まだまだ畜産業界が越えなければならない環境改善はたくさんありますが、この業界も少しずつでもいい方向に進んでいくといいですね。

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