馬の獣医さん

皆さまこんにちはこんばんは。ケモミミ本舗です。

馬、好きですか?
競馬に興味がある人を除くと馬を見る機会はテレビなどのCMくらいではないでしょうか?
「ウマ娘」の大当たりで一般の人たちの目にもかなり映るようになっているとは思いますが、まだまだちょっと遠い世界のお話でもありますよね。

馬の世界にも当然獣医さんがいます。
馬の業界は獣医さん的にも別世界なので、部外者(馬の獣医さん以外)が言うとズレてるところもあるかもしれませんが、専属化してるんじゃないでしょうか。

そもそも動物たちは身体の構造もそれぞれなので、同じ獣医師だとしても専門医化していくのはあたり前ですよね。
競馬用の馬はもとより、乗馬用の馬も1頭1頭がとても高価なので、馬主さんたちは信用できる獣医さんに診てもらうためにも専門的にやっている獣医さんのところに行くんです。
競馬用の馬を診るなんてとても恐ろしくてできないので、本当に馬の獣医さんは尊敬します…
(馬以外なら適当に診れるからとかでは全くないので誤解なきよう…)

馬は、日本でも競馬が一般的になるずっと前から戦争時に必要とされ、大切にされてきました。
サラブレッド、輓馬、国産馬…、馬と一言で括れないほどいろいろ種類もあります。
獣医大学も最初は馬について学ぶための学校だったと聞きます。
大学も今はさすがに小動物(犬猫)にも力を入れていますが、家畜という枠からズレているにも関わらず、馬についてたくさん学ぶのはまだその影響が残っているということかもしれませんね。

(馬は普通の家畜とは別枠だという話をしましたが、馬肉を取るための家畜としての馬はもちろんいます。ただかなり小規模なので今回は割愛します。)

馬は身体の構造上消化器官の疾病と運動器(足)の故障が多い印象ですね。牛豚だと下痢や肺炎ですが。

馬の場合、家畜とは違って延命治療を多めに検討されるので、一般的な家畜では見られない設備も多く使われます。
例えば足浴用プール。
身体が大きく体重が重いために足に負担がかかりやすく足の故障も多いのでプールで浮力を生かした治療やリハビリが行われます。薬浴なんかもありますね。
骨折は多くは廃用(殺処分)にされますが、名前の売れている競馬用の馬だと治療の上引退する、なんてこともやられます。
馬場が必ずあることも牛なんかとは違いますね。
牛では運動場のない畜舎の方が多いくらいですから。

馬は個体数も少なめなので症例報告も少なめになりますが、その分歴史は長いので蓄積された知見はとてもたくさんあります。
表舞台とは違って地味な側面ではありますが、そういった面から見てみるのも面白いかもしれませんね。

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