生き物を飼うということ

皆さまこんにちはこんばんは。ケモミミ本舗です。

おかげさまでオリジナル半獣ドールが現在好評発売中です!
獣医がこっそりこだわりを入れて作った小さなドールをどうぞあなたのお家にもお迎えくださいね!


さて、今日は生き物を飼う、ということについてちょっとした私見を書こうと思っています。
この話題は繰り返し同じような内容を書くことにもなってしまうんですが、何度も繰り返してでもお伝えすべきことだと思ってもいます。

家族という形がさまざまに形作られている昨今、ペット(コンパニオンアニマル)がその中に位置していることもすっかりあたりまえになりました。

ペットは大切な家族の一員であり、彼らの一生のパートナーとしての責任も生じる「命を持った」生き物です。

そんなのあたりまえ、ですよね。
そう思っている方はごく正常で善良な方々だと思います。
でもその表現方法は人それぞれだったりもします。ペットたちは受け入れるしかありません。

彼らはひとたび「ペット」という枠からはみ出たら、安心できる生活を送ることも難しくなり、その日1日を生きることさえ困難になりかねない危うい場所に立っている生き物です。
普段は目に見えないだけで、野良犬(日本ではほとんどいなくなりました)や野良猫その他捨てられた元ペットたちの末路は、うっすらとでも皆さんご存知だと思います。

我々獣医師が、飼い猫であっても外飼いはやめましょう、と常に呼びかけているのは彼らがどういう状態になるか知っているからです。
外にいる方が自然に近いんだ、幸せなんだ、と言うには「家の外」はあまりにも危険の多い環境で、さらには飼い主以外の人への影響も持ちえる話になってくるからなんです。

家の外は気温も天候もコントロールできません。車は常に走っています。小さな体では太刀打ちできない病気や寄生虫なども溢れています。排泄だって誰にも迷惑をかけない場所だけでできる、なんてほぼほぼムリです。発情による鳴き声のコントロールや出産のコントロールも当然できません。

別に倫理を問おうなんて偉そうなことを思っているわけではなく、ペットの立場とペットを飼っていない人たちの立場からも考えたい、という自戒も込めた話なんです。

ペットの命は飼い主次第です。(法的には所有物扱いになりますが)
お互い少しでも快適に過ごしていきたいですよね。

生き物を飼うということ、のお話でした。

おすすめの記事