家畜とワクチン
Close up of veterinarian hand holding syringe and bottle on farm with cow in background

皆さまこんにちはこんばんは。ケモミミ本舗です。

オリンピック前で駆け込みのようにCovid-19のワクチン接種率が上がってきていますね。

通常ワクチンの承認には長い時間がかかります。
外国で使用されているワクチンでも、日本で使うためにまた何年も待たされる、なんて実はザラにあったりします。
でもまぁ、緊急性の高い事態では短期承認で即座使用となることが今回のパンデミック状態で理解できました。
その分通常より予測不能な事態は高い確率で起きそうですけれど…
幸い我が家の高齢者は問題なく2回のワクチン接種を終えることができました。

人は自由意思でワクチンの接種有無を選べますが、家畜ではどうでしょうか。

家畜の場合は「群れ」で病気に対する抵抗力を高める必要があるので、当然ワクチンは全頭接種が大前提になります。(当然ですが体調などを理由に接種しない個体も何割か出てきます)
どれくらい抗体価(身体の中でのその病気に対抗できる抗体がどれくらいできたかを数値化したもの)が上がったか、確認する作業も必要に応じてなされます。
人ではそんなことしないので個体差は把握できません。これはペットでも同じですね。
でも家畜ではそれを把握しないと始まらないところがあるので面白いですよね。

家畜は病気になると治療をすることになってしまい、抗生物質使用の問題やコスト増にもつながることから、ワクチンでの疾病コントロールは家畜の飼養管理をする上で非常に大切な位置を占めます。
特に卵を産み続けなければならないニワトリや、牛乳を出し続けなければならない乳牛ではこのワクチンコントロールは非常に重要です。
当然卵を産むときや牛乳を出すときには薬が使えないからです。

卵を食べるときや牛乳を飲むときにちょっと思い出してもらえたら嬉しいです。

おすすめの記事