マダニが飛ぶ?!

皆さまこんにちはこんばんは。ケモミミ本舗です。

今日はナショナルジオグラフィックネタです。
【動画】マダニは「飛べる」と判明、翅はなく跳べもしないのに

※ナショジオは有料記事ですが、写真が本当にキレイなのでぜひ「紙」の雑誌での購入をオススメします。(回し者ではありません。読み終わったら近くの学校や図書館に寄付するのもいいですね。)

マダニは畜産業界ではお馴染み?の吸血ダニで、吸血だけでなくさまざまな病原体を運ぶ(感染させる)厄介なヤツです。

参考:マダニについて(福岡県保健環境研究所)

山や草むらで活動する動物全てに攻撃してくるので人も当然ターゲットになります。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を引き起こすことで有名になったのでご存じの方も多いと思いますが、噛まれると痒いわ病気の心配しなきゃいかんわでもうホント◯んで欲しい。

足が6本の時の幼虫期は吸血しませんが、足が8本になる若虫期以降はずっと吸います。

基本的には草むらの草の先っぽにいて、近くを通りかかる動物の足などにくっつくことによって吸血を開始するわけですが、今回のナショジオの記事では、なんとそれが物理的な接触だけでなく、「静電気を帯びた動物に対して“垂直に飛ぶ”ことにより、より高い位置にくっつくことも可能」だと書いてあってびっくり。
生体はわりと帯電するので(私は帯電体質でドアノブではいつもバチっとします)、これは案外実際にも起きているんじゃないかな?とか…
そうすると、思わぬところにピョンと飛んだダニィがくっついている、と…

こわ…

ダニがもたらす被害については以下のとおりです。
興味のある方はぜひお読みください。


マダニとは?自然の小さな要注意生物について

マダニは小さな節足動物で、私たちの身近な存在ですが、その小ささから注意を怠ると重大な問題を引き起こすこともあります。そこで、マダニの生態や刺されることによるリスク、予防対策について詳しく見ていきましょう。

マダニの生態

マダニは主に森林、草原、庭園などの自然環境に生息しています。彼らは植物や地面の低い位置にいることが多いため、私たちが歩く道やハイキングコースでもよく遭遇します。彼らは血を吸う寄生生物であり、哺乳類、鳥類などさまざまな動物を対象にしています。

マダニに刺されることによるリスク

マダニに刺されると、さまざまな健康リスクが考えられます。最も一般的なリスクはマダニが病原体を保持していることです。マダニは感染した動物からウイルスや細菌を吸血し、それを伝播することがあります。例として、感染症の中で最も知られているのは「ライム病」であり、これは特に北半球でよく見られます。他にも、日本脳炎、バベシア症、エルリッヒア症などの病気がありますので、注意が必要です。
ライム病は、感染したマダニがボレリア・ブルグドルフェリというバクテリアを媒介することで引き起こされる病気です。初期症状には発熱、頭痛、筋肉痛、疲労感などがありますが、早期にはっきりした症状が現れないこともあります。そのため、マダニ刺されの経験がある方は特に注意が必要です。放置すると関節炎や神経障害を引き起こすこともありますので、早期発見・早期治療が重要です。

マダニが引き起こす病気と対策

夏の訪れとともに、アウトドア活動が盛んになります。
そこで、夏に注意すべきマダニが引き起こす病気と対策について詳しく見ていきましょう。

夏に注意すべきマダニが媒介する病気

  • ライム病(Lyme病):ライム病はバクテリアであるボレリア・ブルグドルフェリによって引き起こされる感染症です。マダニが感染した動物からボレリアを吸血し、それを次に刺すことで感染が広がります。初期症状には発熱、頭痛、筋肉痛などがあり、放置すると関節炎や神経障害を引き起こすことがあります。
  • 日本脳炎:日本脳炎は日本脳炎ウイルスによって引き起こされる感染症で、重篤な神経症状を引き起こすことがあります。マダニがウイルスに感染し、人間に媒介することで感染が広がります。特にアジア地域で流行しています。
  • バベシア症:バベシア症はバベシアという原虫によって引き起こされる感染症で、赤血球を攻撃し貧血を引き起こすことがあります。マダニが感染した動物からバベシアを吸血し、それを次に刺すことで感染が広がります。
  • エルリッヒア症:エルリッヒア症はエルリッヒアという細菌によって引き起こされる感染症で、発熱、頭痛、筋肉痛などの症状が現れます。マダニが感染した動物からエルリッヒアを吸血し、それを次に刺すことで感染が広がります。

マダニによる感染を防ぐための対策

マダニによる感染を予防するためには、以下の対策を実施することが重要です。

  • 自然での活動時には適切な服装を着用:マダニは草木の低い位置に多く生息しているため、長袖の衣服と長ズボンを着用し、皮膚を保護しましょう。
  • 虫よけスプレーの使用:皮膚に虫よけスプレーを塗ることで、マダニの寄生を防げます。
  • 定期的な体のチェック:自然から帰ったら、全身をよくチェックし、マダニを早期に発見するよう心掛けましょう。
  • マダニのいる場所を避ける:林や草原などの自然環境では、道を外れたり、長時間滞在しないようにし、マダニのいる場所を避けるようにしましょう。
  • ペットのケア:家庭にペットがいる場合は、マダニ予防のための薬や首輪を使用し、定期的にブラッシングを行いましょう。

楽しい夏を過ごすためにも、マダニ対策をしっかりと実践し、自然との素晴らしい時間を思いっきり楽しみましょうね。

ペットとマダニ対策:大切な家族を守るために

マダニはペットにも潜在的なリスクをもたらすことがあります。ペットとマダニ対策について詳しく見ていきましょう。

ペットにとってのマダニのリスク

マダニは犬や猫などのペットにも寄生することがあり、以下のようなリスクが考えられます。

  • 病気の媒介: マダニは感染した動物から病原体を吸血し、それを次に刺すことで感染を広げることがあります。特にペットはマダニによる感染症のリスクが高いです。
  • アレルギー反応: マダニの唾液によってアレルギー反応を引き起こすことがあります。これにより、ペットの皮膚がかゆくなったり、湿疹ができたりすることがあります。
  • 貧血: マダニが大量に吸血することで、ペットは貧血になるリスクがあります。特に幼いペットや免疫力の低下しているペットは特に注意が必要です。

ペットとマダニ対策

ペットをマダニから守るためには、以下の対策を講じることが大切です。

  • マダニ予防薬の使用: マダニ予防薬を獣医師の指示に従って定期的に使用しましょう。市販の製品もありますが、獣医師に相談して最適な薬剤を選ぶことが重要です。
  • フィラリア予防との併用: マダニ予防薬とフィラリア予防薬を併用することで、ペットの健康を総合的に守ることができます。
  • 定期的なブラッシング: ペットを定期的にブラッシングすることで、マダニを早期に発見することができます。
  • ペットの頻繁な体のチェック: 散歩やアウトドア活動から帰ったら、ペットの体全体をチェックし、マダニを早期に発見して取り除くことが大切です。
  • 屋内外の環境管理: 家の周りや庭を清潔に保ち、マダニの繁殖を防ぐことも重要です。

マダニの生態と習性

マダニは小さな寄生生物であり、自然界に広く分布しています。

マダニの生態

マダニはクモ綱に属し、節足動物の一種です。彼らは草木の低い位置に生息しており、植物の葉や茎、地面にとどまっています。彼らの身体は外骨格に覆われており、頭部、体、腹部の三つの部分からなります。

マダニの習性と行動

  • 寄生性の生活: マダニは寄生生物であり、血を吸って生きています。哺乳類、鳥類などの動物に寄生して血液を吸うことで成長し、繁殖します。
  • 生態の謎: マダニの生態には未解明な点が多く、特に彼らが動物にどのように接触し、感染を広げるのかなどが研究されています。(←今回はここの話ですね)
  • 待ち伏せの戦略: マダニは待ち伏せ型の捕食者であり、潜んで動物が通りかかるのを待って寄生します。
  • 温度や湿度に影響される: マダニの活動は気温や湿度に大きく影響されます。特に暖かい季節や湿度が高い環境を好みます。
  • 感染症の媒介: マダニは感染した動物から病原体を吸血し、それを次に刺すことで病気を広げる可能性があります。

マダニの駆除と対策:家や庭を守るための方法

家族やペットの健康と安全を守るために、効果的なマダニ対策が必要です。ここでは、家や庭を守るための対策方法について詳しく見ていきましょう。

マダニの駆除と対策方法

  • 庭や周辺の整備: 庭や周辺の草木を定期的に刈り込み、整備することでマダニの生息地を減らすことができます。特に高い草や雑草はマダニが好む場所なので、注意が必要です。
  • 除草剤の使用: 庭に除草剤を散布することで、雑草や草木の繁茂を防ぎ、マダニの侵入を抑えることができます。ただし、ペットや子供がいる場合は無害なものを選びましょう。
  • マダニ対策の薬剤の使用: 庭や家の周りにマダニ対策の薬剤を散布することで、マダニの侵入を防ぐことができます。獣医師に相談して、安全な薬剤を選ぶことが大切です。
  • ペットの予防: 家族の一員であるペットのマダニ予防も大切です。ペット用のマダニ予防薬を獣医師の指示に従って定期的に使用しましょう。
  • 屋内の掃除: 室内でもマダニが侵入することがありますので、家の中を清潔に保つことが重要です。特にホコリやゴミが溜まらないように注意しましょう。
  • 衣類の管理: 自然から帰ったら、外で着用した衣類は洗濯するか、マダニがいないかよく確認しましょう。
  • マダニを除去する器具: 庭や家の中でマダニを発見したら、すぐに取り除きましょう。吸引器や粘着テープなどが有効です。

家や庭をマダニから守るためには、定期的なメンテナンスや予防対策が欠かせません。マダニによる感染症を予防するためにも、家族やペットの健康を守るためにも、これらの対策をしっかりと実施しましょう。

マダニ対策におすすめの自然由来の方法とは?

自然由来の対策方法は、家族やペットの健康を守りながら、環境にも優しい手段として注目されています。化学薬品に頼らずにマダニ対策をしたい方には、以下の自然由来の方法が役立つかもしれません。
ただし化学薬品に比べると効果は低いので注意が必要です。

自然由来のマダニ対策方法

  • ユーカリオイル: ユーカリオイルはマダニを寄せ付けない効果があります。適量を水で薄めてスプレーに入れ、家や庭の周りに散布することで、マダニの侵入を防ぐことができます。
  • ニームオイル: ニームオイルは天然の防虫剤として知られており、マダニの寄生を防ぐ効果があります。水で薄めてスプレーにして庭や家の周りに散布しましょう。
  • レモングラス: レモングラスに含まれる成分は、マダニを寄せ付けない効果があります。庭にレモングラスを植えるか、レモングラスのエッセンシャルオイルを使ったスプレーを使用します。

マダニの注意点と正しい対処法:感染リスクを最小限に抑える

マダニの対処法

  • 正しい取り外し: マダニが発見されたら、医療機関で取ってもらうのが無難です。自分で取ると往々にして頭だけが残ったりしてさらに厄介なことになりがちです。爪や指でつまむとマダニの体液が噴出し、感染リスクが高まりますので注意が必要です。
  • マダニの保管: 取り除いたマダニは死んだか確認し、ティッシュやビニール袋などに入れて密封し、処分します。
  • 傷口の消毒: マダニに刺された場合は、傷口を清潔にして消毒しましょう。また、異常があれば早めに医師に相談してください。
  • マダニによる症状の監視: マダニに刺された後は体調の変化に注意し、発熱や皮疹などの症状が現れたら速やかに医療機関を受診してください。

マダニによる感染リスクを最小限に抑えるためにも、これらの注意点と正しい対処法を覚えておくことが大切です。

安全なアウトドア活動のために

マダニに対する予防対策を徹底しよう

アウトドア活動前には必ずマダニ対策を行いましょう。適切な服装を着用し、虫よけスプレーを使用して皮膚を保護しましょう。また、ペットを連れて行く場合は、ペットのマダニ対策も忘れずに行いましょう。

地域のマダニ情報を調査しよう

アウトドア活動を行う地域のマダニ情報を調査し、マダニが多い場所や季節を把握しておきましょう。特に高リスクなエリアには慎重にアプローチすることが大切です。

長袖・長ズボンの着用と体のチェックを忘れずに

アウトドア活動時には長袖の衣服と長ズボンを着用することで、皮膚の露出を最小限に抑えましょう。帰宅後は全身をよくチェックし、マダニの早期発見に努めましょう。

皆さま、ご安全に!

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